| 山羊座の火星 |
カスプをまたぎ、ワイドなアスペクトながら、火星も山羊座のステリウムの一部をなしています。火星は山羊座ではイグザルテーションなので、本来の力を発揮しやすい位置にあります。
仕事に真面目で、大きな野心を持ち、目標達成の為に喜んで働くので、自分の選んだ分野でうまくやっていくことができるでしょう。本来ビジネスや財政面にすぐれた才能を発揮す位置なのですが、木星と９０°を形成しているので、自分が望まないにも関わらずお金の出入りが激しいかもしれません。このアスペクトが山羊座の金銭管理の注意深さに、困難さをあたえているからです。投機（第５ハウス）などに興味をもつことがわかりますが、このアスペクトをもつ人にはあまり向きません。
またこのアスペクトは、もうひとつの弱点も暗示しているようです。山羊座の火星も、牡牛座の木星もともに、英雄的であること望み、エキサイティングなことを好む性質を帯びるので、この配置を持つ人は危険な状況や怪我には十分に気をつけるべきです。（「セブン」の撮影中にも大怪我をして、撮影を休んでいますね）
ＡＳＣに近い太陽とともに、この火星が元来もつエネルギッシュでアクティブな性格は、人々を魅きつけます。火星（を含む山羊座のステリウムも）は他にも、天王星と冥王星と１２０°を形成しているので、さらに強力に（ほとんど催眠的に）働きます。火星は第５ハウス（娯楽、創造、恋愛、投機）を支配しています。彼が自分を表現することに強い衝動を感じて（第１ハウスの火星）、娯楽性のある創造的なことに向かうのは（第５ハウス）自然なことでした。
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| 山羊座の水星 |
山羊座の水星は、一般的に保守的な考えを持つ人をあらわし、吸収した知識を実際的で堅実な目的に活用します。真面目な働き者で、何事にも熱心に取り組み、実際的なことに関しての記憶力は抜群です。これらの性質は、どの仕事に就いても役立つものです。
第２ハウスに位置する水星は、自分の考えを現実的な結果（つまり金銭やビジネス）として作り出すことに価値をおきます。水星に０°の月（ナイーヴさ）と金星（魅力）は、彼の表現を魅力的にしています。
冥王星との１２０°は、人々に対する強い影響力を与えるとともに、深い洞察力と理解力とすぐれた集中力は彼の仕事にもおおいに役立っているはずです。
この水星は第１０ハウス(地位や名声）を支配しているので、彼の価値体系は仕事の成功を通じて確立されること、収入は天職からもたらされることが読み取れます。達成する地位により、自分がどの程度の自由を手にすることができるのか・・・ということを考えるので、懸命に働きます（第２カスプの山羊座）。なぜなら射手座（ＡＳＣ・太陽）は何よりも自由を求めるからです。
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| 山羊座の月 |
月は太陽に次いで重要な惑星です。
彼の月は山羊座で第２ハウスに位置し、ステリウムの一部です。山羊座の月は、自分が重要な人物であり、強い人間だとみられることを望みます。敏感でやや不安定な部分を、強い野心がカバーします。
月は山羊座でデトリメントになり、天体本来の力が発揮できません。したがって、月本来の優しくはぐくむといった性質が抑えられ、山羊座の感情を制御しようとするサインの性質が強くでるのです。
彼の本能（月のキーワードの一つ）は、山羊座のルーラーである土星が位置する第３ハウスにあるので、コミュニケーションをとりたいという要求が強いことがわかります。土星は水瓶座にあるので、それは特定の個人ではなく、より広い不特定多数の人々、大衆であることが読み取れます。
彼の情緒面を探るとき、この水瓶座の土星を合わせて考えると、彼の感情が山羊座の月が単独で示すより厳格でないとしても、制限や束縛を嫌うあまり、周囲から距離を置き、超然としているように思えます。（必ずしもそのことを態度に出すわけでない。第２ハウス山羊座は自分のイメージや評判を大切にする）また彼の本当の優しさや暖かさを知っているのは、ごく限られた身の回りだけの人であることもわかります（土星が第１２ハウスの海王星と９０°）
月は第８ハウス（セックス、他者の支援、配偶者など）を支配しています。収入は他者の支援を必要とする職業から得られます。またこの配置はセックスアピールも商品の一つとなることをあらわします。彼の収入は、自分自身と才能を、俳優としてロマンティックでドラマチックに表現することで得ています（第８カスプの蟹座）。彼はそれから望むだけの利益を得る方法を、十分に心得てもいます。（第２カスプが世俗的な山羊座、ＭＣとの１２０度、金星との０°などのアスペクト）
彼は大衆の求めるものを、無意識のうちに理解できることを表し（月とMCの１２０°）、大衆にとってとても魅力的に映るので（金星とMCの１２０°）成功をより容易にします。人生は素晴らしいものだ！ といった楽天的な姿勢をあらわし、このアスペクトを持つ人に、良い評判をもたらします。
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| 山羊座の金星 |
この位置ではアクシデンタル・ディグニティになるので、金星にとっては、とても居心地がよく、その性質を発揮できます。第２ハウスに金星をもつ人にとって、社会的地位は重要なものです。
成功（特に経済的なこと）を得るために懸命に働きます。といっても、歯を食いしばって・・・というのではなく、楽しみながらきれいな仕事をすることを好みます。（インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアの撮影は彼にとってよっぽど堪えたようですね）
アートやあらゆる美に関する職業に適性を持ち、実際にそういった分野で職を得ることも多い配置です。生まれつき人を魅了する力があるので、女性や大衆に受ける職業すべてに適性があるといえます。
この金星は第６ハウスを支配しているので、センスよく着飾ることにも才を発揮します。（学生時代からおしゃれで有名でしたね)ただ仕事に関しないまったくのプライベートな場面では、ルーズな面も出てくるでしょう（射手座ののＡＳＣ・太陽）聞くところによると、黒い靴下に黄色のビーサンを履いてお買い物をしていたそうです・・・ |
