アロマテラピーの歴史は古代エジプトから |
アロマテラピーは、植物から抽出したエッセンシャルオイル(精油)を使って、心と身体を癒す療法です。
アロマテラピーの歴史は古く、インドや中近東など、様々な国の様々な民族が、その土地に成育する植物を使って、独特な方法で行ってきました。
最も初期の形態は、植物を燃やした煙を吸い込んだり、燻蒸したりするもので、悪霊を追い払ったり、浄化する目的で、古代エジプトやバビロン、イングランドで行われていました。
また、こうした芳香材料を使った、古代でも最も偉大な治療家のひとりとして考えられるのが、メル・ギブソンが製作した映画「パッション」での主人公、イエス・キリストといわれます。
イエスが病める人々を癒すのに使った「聖なる油」とは、まさしく精油であり、「イエスの書」の中では、新約聖書でいうゲッセマネの園というのは、実はジャスミンの園である、とい説もあるのです。
このように、儀式や宗教とも密接なつながりをもって発達してきたアロマテラピーは、ストレスや悩みの多い現代社会にその力を再認識されています。
時代を経ても、アロマテラピー、芳香療法が、私たちを癒してくれることに変わりはありません。
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アロマテラピー |
アロマテラピーには、自然の植物の精油、エッセンスが使われます。
それは、自然の植物のもつ生命力が、人間に素晴らしい効果を発揮するからです。
精油のような有機物質は、母なる自然にしか組み立てることができないものであり、自然界の一員でもある人間にも、プラスの働きをしてくれるのです。
その働きは、生理的なものと、心理的なものにわけることができますが、ここでは特に、臭覚を通じて心に作用する、生理的な効果を紹介しています。
高価に思われがちなエッセンシャルオイルですが、一度に使うのはほんの数滴(1〜3滴ほど)と微量。1ccだと約30滴が目安です。
また、天然のエッセンシャルオイルは、香水やコロンなどの合成香料製品と違って、いくら長く嗅いでも、疲れたり、気分が悪くなることはありません。
ですから、少し高いな・・・と感じても、成分をよく見て購入しましょう。合成香料では、アロマテラピー本来の効果が得られません。
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今日から香りと暮らす |
エッセンシャルオイルは、種類によってそれぞれ特有の効能がありますが、基本は、自分の好きな香りを楽しむことです。
効能にはあまりとらわれず、あなたにとって少しでも違和感のある香りは、無理に使う必要はありません。まずは、あなたのお気に入りの香りを見つけましょう。
室内で香りを立てる時は、低いところに置くのがコツ。香りは高い方へ登っていきます。
また、エッセンシャルオイルは、植物を蒸留したり、圧縮して採油される高濃度のもの。上手に使うポイントは、ごく少量を使うことです。
部屋の中に香りを立たせるなら、部屋に入った瞬間に香りを感じ、あとはほとんど感じない・・・というくらいのかすかな香りがベストです。
では簡単にできる手軽な方法を
1、部屋で香りを立てる
アロマポット、またはカップに熱いお湯を入れ、エッセンシャルオイルを2〜3滴ほど落とします。
また暖めなくても、コットンにオイルをしみこませて置くと、やさしく香ります。
2、バスオイルにして、全身で香りを楽しむ
お湯につかりながら2〜4滴ほど、エッセンシャルオイルをたらします。心地よい香りでリラックスできます。次の人が入るまでには、香りは飛んでしまうので、香りが残る心配はありません。もちろん、次に入る人も、その人の好みのオイルを使えます。
3、オリジナルのサシェをつくる
サシェとはにおい袋のこと。
エッセンシャルオイルをコットンなどに数滴含ませ、ダッシュパックなどの袋に入れ、口をリボンで結びます。クローゼットやバッグのなか、枕元において置くのもよいですね。
4、ほんのり香る衣類のアロマリンス
お洗濯のすすぎのとき、水の中に一滴、エッセンシャルオイルを落とします。
あなたお気に入りの、心地よい香りが、ほんのり衣類にしみこみます。
5、髪の香りはアピール度抜群!
無香性のシャンプーにエッセンシャルオイルを数滴入れると、オリジナルのシャンプーに。
さらに髪や肌に吸収されやすい、ホホバオイルを2〜3滴加えると完璧です。
6、24時間芳香で寒い冬を乗り切る
風邪をひきやすい人、精神的に疲れている人には、24時間香りがたつ芳香器を。
オールマイティーなラベンダーのほか、グレープフルーツやベルガモットなど、柑橘系の香りもおすすめです。
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エッセンシャルオイルの注意点 |
エッセンシャルオイルは高濃度。一滴とるのに、バラなら100本も使います。
ですから、使うのはごく微量で十分。使いすぎは逆効果になりかねません。
まれに刺激を受ける場合があります。
1、原則として、口に入れることはできません
食品添加のできるオイルもありますが、ショップできちんと説明を受けましょう。
2、保存は密閉、冷暗所が基本です
ショップでの容器のまま、使用後は完全に密閉し、冷暗所で保存しましょう。
保存期間は、オイルの種類によって異なります。
ポリプロピレンなどの容器は、オイルを変質させる場合もありますので注意が必要です。
3、直接肌に触れさせたいなら、希釈しましょう
高濃度のエッセンシャルオイルを、肌に直接つけるのも危険です。
マッサージなどに使用するとよいオイルもありますが、その場合は希釈用のベースオイルで薄める必要があります。
上記のことを参考に、あなたの生活に上手にアロマテラピーを取り入れて、より豊かであなたらしい生活を実現し、幸せを実感できますように・・・
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